交通事故多発警報発令中…

愛知県は9月29日に交通事故多発警報を発令した。19日から28日までに発令基準「10日以内に交通事故による死者数が10人以上となったとき」に達したからだ。ちょうど21日から30日までは全国交通安全運動の期間中だった。

交通安全運動の期間中に交通事故が多発し10人もの尊い命が失われた、これはもう何かが狂っているとしか言いようがない。交通安全運動期間中には事故は減少するというのが常識なのだ。

だって、主催者である各省庁、都道府県,市区町村、それに県警も各職場も、交通安全に対して最も意識を高くしている時期である。国家あげての一大イベント、もちろんボクの住むタクシー業界である(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会も主催者の一つなので、運動期間中はいつもよりは緊張している。車にはステッカーを、制服にはリボンを付けて、なにがなんでもこの時期だけは交通事故をなくしたいと思っている。

それでも愛知県は事故が増える。どうしてなのか?

事故の多い原因、交通事故ワースト1位の原因は「県民性」とか「自動車の所有率」とか「道路行政のありかた」、「トヨタ自動車」なんてキーワードを持って説明されるけれど、それはどれも正しいのだろうし、それらひとつひとつ単独では解決できない問題なのだろうと思う。そのことについて何度か書いてきたのだけれど、最近は大村県知事や「どえりゃ~」の名古屋市長(名前は忘れた)、ふたりの首長の重量の問題もあるかなあ、なんて考えているのだ。

どういうことかというと、愛知県が警報を発令したところで、その抑止力が働かない。働かない原因として知事の資質というか、重量の軽さみたいなものが県民の行動に影響を及ぼしているのではないかと思う。それは大村知事やどえりゃ~市長のようにタレント議員がそのマスコミ露出度(知名度)を利用して当選する、一種のポピュリズムの弊害なのかもしれないと考える。権威よりも人気が先行する、要するに受けの良い人がトップにいると、人の行動は自由になる。例えば「社会悪」に対しての抑止力が機能しないことだってありえる。

だってそうでしょう、怖くもないトップばかりだと組織は緩むでしょ?緩むもんだから市バスの不祥事なんてことが一度だけではなくて、何度も起きる。市バスだけではなくて、教員も警察官も公務員も…。公人がそうなんだから、一般人だってユルユルになる。なにやっても「ええじゃないか」なんてことになる。トップが緩いと組織も緩む。

お二人とも国会議員としては素晴らしいのだけれど、一国の主としては…。県知事なんてのはもう少し威厳があったり、尊敬出来たりするもんだと思うんだが、どうもなにか違うように感じるのは、知事の(マスコミによって)作られたキャラのせいだろうと思う。どえりゃ~市長に関しては、どえりゃ~人だし…。(どえら~名古屋市長より佐原豊橋市長のほうが市長らしいでしょ?)

なんて落書をしたところで、ワースト1は続くのだろうし、すでに秩序は崩壊し、権威は失墜しているのだから、県が警報を発令したところで、県警が立哨をしたところで、1位は続く。そして首長を替えたとしても1位は続く。人の死をもって豊臣や徳川が天下を統一したように、やっぱり同じことで豊田幕府は成立しているのかもしれないと思ったりする。そういった人びとの怨念が憑りついているのかもしれない。そうなると発令よりお祓いなのかなあ…。

豊橋の暴力団組員に中止命令 愛知県警:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)

飲食店などから「用心棒代」や「みかじめ料」を集めていたとして、愛知県警は3日、同県豊橋市に拠点を置く指定暴力団山口組傘下組織の組員(57)に徴収をやめるよう、暴力団対策法に基づく中止命令を出した。現金の徴収先は45業者・個人に及び、総額約4800万円に上るという。

県警によると、組員は昨年から今年に掛け、豊橋市や豊川市など愛知県の東三河地方にある4つの市で、飲食店や中古車販売業者、建設業者らに、組の縄張り内での営業を認める「みかじめ料」や、トラブル解決を名目とする「用心棒代」などを要求していた。個人からは「協力金」名目で金を集めていた。

徴収額は月に3千円から5万円程度で、支払った業者には実体のない会社名を記した領収書や、えとの置物、台所用洗剤などを渡していた。組員は県警に「(徴収には)もう行かない」と話しているという。

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