ボーナスの季節
例年どおりだと、7月1日がトヨタ自動車のボーナス支給日、日本経済新聞の調査では支給額組合員平均137万円、昨年夏と比較すると3割強の増額だそうだ。
この週末からいよいよボーナス商戦、街には札束を持ったトヨタ社員が溢れて、いよいよアベノミクス効果が、「景気回復の実感を必ずや全国津々浦々にまでお届けする」その言葉通りに浦々のボクたちタクシー業界にまで届きそうだ。たぶん。
せめて137万円の半分は社会に還元していただきたいと思っている。それが「産業報国」というものだろうと、これまた思う。
2014年夏のボーナス平均額ランキング
2/2 2014年夏ボーナス支給額ランキング [仕事・給与] All About
ボーナスウィークでタクシーも忙しい
なんて、まあ、この時期、小売、飲食店、どこもボーナスでの消費をあてこんでいるということだ。タクシー業界でも、今週と来週は「きっとボーナスウィークで賑わう」と予想している。それでも一台で稼げる運賃の限界というものもあって、10万とか20万円なんてことはよっぽどのロング(長距離のそれも東京とか大阪なんて客)がでないと不可能なので、先週末比1.3倍とか、1.4倍が上限だろう。
昔のように(聞いた話だけれど)チップをたっぷり頂けるなんてこともなくて、それどころか最近はチップを渡す習慣も廃れてしまったようで、その習慣の退廃がサービスの質の低下につながっている、なんてことを言う運転手もいて、そうなるとまたチップなんてことから遠ざかるようで、悪いループにはまっている、ようでもある。
嘉納伝助のような人もいない…かよがうらやましい…。パルピテーションの嵐です……なんてことはなくて、ためいきの嵐なのだ。
ボクたちにもボーナスというものがあるのだけれど、それはトヨタの10分の1程度で、年収が137万円×2にも届かない人もいて、こんな数字をみていると、はあ~、格差社会、やっぱりためいきの嵐なのだ。
どうせ貧しいのなら、もう少し楽な仕事がないかなあ、なんてまたためいきをついているんだけれど…。
たまの贅沢。

