4割近くの国民・人から機械へ

もうすでに4割以上の国民が人ではなくて機械のように扱われている。
大量生産大量消費という経済のシステムは、例えばライン作業のように人のロボット化を促した。人の優劣もロボットを基準とするように、すでになっている。早いとか遅いとか、多いとか少ないとか、情緒なんてものとはまったく別のもので人が判断されるようになっている。能率とか効率とか、要するにいかに儲けるか、金になるか、それが一番。
NHKのNEWS WEBで「4割近くの職業・人から‟機械”へ」なんて特集をやっていた。タクシー運転者、路線バス運転者、銀行窓口係、宅配配達員、測量士、などの職業が挙げられていた。

ロボットや人工知能は日々進化を続けている。
こうした技術で日本で働く人の49%の職業が10~20年後に置き換えられるという分析を民間の調査研究機関がまとめた。
具体的にはレジ係やタクシー運転手、警備員などおよそ2500万人分の仕事。

その数字4割は、ちょうどこの国の非正規社員の割合と同じで、国家ぐるみで「非」なんて「人」ではなく「機械」のように扱われている。そしてその多くはこの国の経済をけん引すると言われて、これまた国家ぐるみで優遇されている製造業で、「機械」のように扱われている。
そのタクシーやバスを作っている自動車工場のラインの作業員なんてのは、ほぼロボットのようなもので、このブログでも何度も書いているように、秒単位でラインダンスを踊らされている。そうしてその「人」には不可能だと思われる苦行も恒常原則によって快楽になる。
なにもライン作業だけではなくて、国民がM化していて、機械のように扱われることが快感になってしまっている。自ら進んで「非」なんてものに身を落とし、差別され虐げられることが大好きになってしまっている。変態とは言わないが、性的倒錯者が増加する一方なのだ。
阿片窟の住人になってしまったボクたちは、国家や企業にどれほど搾取されようが、中毒となってしまっては、なにをされようと快感になってしまっている。そうして機械のような人間となって、いや、いつのまにか気づかないうちにそういうふうにされてしまって、せっせと納税し、被爆し、戦争に行き、壊れてスクラップにされたとしても…、いやそれに気づかないんだから、経済という神は偉大なのだ。
期間工という生活が嫌な理由
NHK NEWS WEB 4割近くの職業、人から機械へ
NHK NEWS WEB

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