正論を吐く人

初暖房…。
やっと冬らしくなった、なんて考えていたら、クリスマスとか年末とか正月なんてことが一気に目の前に現れて、面倒くさくなる。良いことなのか悪いことなのか、毎日が平坦な、のっぺりとした、同じような繰り返しのほうが楽に感じる。
人は(ボクが)どうでもいいと思うことを問題として、例えば白黒つけようとする。「グレーゾーンがあって良いじゃん」なんて言うと、「それでは困る」とか「それではフェアじゃない」とか反論される。「世の中フェアじゃないことばかりだよ」なんて思ってもそれを口に出そうもんなら、また「だから…」なんて正論を吐く。
面倒くさい。
「運転手さん、今赤信号でしたよ」
「あ、すみません、急ブレーキになりそうだったもので…」
「プロでしょ」
「すみません」
「プロのくせに」
「ごめんなさい」
なんてことはよくある話。

正論を吐く人ってオッカナイでしょう。自分は悪いことをしてないと思ってるんだから。その点、猫の生活はすばらしいのよ。猫には善悪の判断だけはないんです。猫にあるのは素直な欲望だけ。

曽野綾子「飼猫ボタ子の生活と意見」より
きっとボクたちは、そんな猫の不道徳さに憧れていたりするのかもしれない…。
善悪の判断がないってのも問題だけれど…。
ということで、ダメなおじさんは寝ようと思います。はあ~っと。
雪降るかなあ

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