共産党宣言・・・米、TPP、選挙・・・

21.5万トンだろうが、5万トンだろうが、ボクたちにどうでも良い話、ではなくて、貧民屈の住人たちにとって安いアメリカ産のコメが市場に出回ってくれることのほうが、ありがたい。

21・5万トンなんて中途半端な数値ではなくて、どうせなら無制限に輸入を解禁すればいい。賢明な同胞諸君は、きっと、国産米を買うはずだ。無制限に輸入されたところで愛国者たちは値段よりは、そして品質よりは、Made in Japanを選択するはずだ。

近所のスーパーに中国産のしいたけが売っている。廉価だ。しかしボクは買わない。菌類は国産に限る。いや本音を言わせてもらえば「中国産の菌類なんて怖くて食べられない」。だから国産を買うのだ。

カリフォルニア米と国産米が並んで販売されていたら、国産米を買うに決まっている。そうして並んでいるアメリカ米を買う、あるいは買った人に対してヘイトスピーチをする人も現れるはずだ。それほどこの国には愛国者が多い。スーパーのコメ売り場にはそんな愛国者の監視員が、例えば「憲兵」なんて腕章を着けて見張るようになる。国家はそういう人たちによって守られる。

この国の農業はいつもいつまでも安心だ。

そんなことは、ないだろうけれど、ボクたちこの国の国民ひとりひとりが、アメリカ米より高い値段の国産米を買えるだけの生活を送ることができる、ということが大切で、貧困に喘いでいるひとをなくすことが、この国の喫緊の課題なのだ。国産米とアメリカ米が並んで販売されていて、アメリカ米を買わなければならない人がいる、そのことこそが問題の本質で、輸入を禁止/制限することはなにか違うように思う。

コメと引き換えにクルマを売る。そのクルマを造る多くの非正規労働者は貧困の中にあって、彼ら自身が作るクルマなんて買うことが出来ないでいる。経済という循環の埒外に存在している。

そうして取り残された非正規労働者を守ってくれる人もいなければ、政府が守ろうともしない。非正規は社会から見捨てられている。そういった感覚が彼らを犯罪者に仕立て、国家への帰属意識を喪失させる。彼らは捨て子なのだ。国や社会から捨てられたのだ。

若者を簡単に見捨てきたのに何を今さら必死に守ろうとしているのか、コメだけ守っていれば国は安泰なのか、結局、選挙の票の過多で守るべきものと見捨てられるものが決められているのではないのか。そう考えるとやっぱりこの際キチンと選挙に行って、脱自民、脱民主…共産党という選択もあるのではないかと、いやボクたちが救われる道はそれしかないのではないのか、そう思うのだ。

もうボクたちには失うものはないはずだから、そうだ選挙に行って一泡ふかせようではないか…。

共産党宣言

2件のコメント

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    のなさん、こんばんは。
    今日はひさしぶりに快晴でしたね。空気が乾燥していて、秋の感じがしました。
    希望、まあ、確かにボクにも見えないのですが、なんとか生きているって感じです。

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     こんばんは。よく雨が降ります。案の定の低投票率でしたね。希望がみえない…。

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