二種免許は難しい?
二種免許は難しい?応募する人の悩み相談で必ず出てくる「二種免許は難しいですか?」ですが、どうなんでしょうか。タクシー運転手へのはじめの一歩、二種免許について考えてみます。
二種免許試験合格率から考える
警察庁発行の「運転免許統計 令和2年版」の「(2)令和2年中の運転免許試験実施状況」(p22)によると、普通二種免許の受験者数は25,690人、合格者12,179人の合格率47.4%です。合格者12,179人のうち指定自動車教習所の卒業者は11,074人(p24)の91%です
また「(3)令和2年中の都道府県別指定自動車学校教習所の卒業者数」によると、普通二種課程の卒業者数は11,269人です。卒業者11,269人、合格者のうち指定自動車学校教習所の卒業者11,074人、この卒業者と合格者の数が近いこと、そして合格者の91%が卒業者であること、この2点から自動車教習所を卒業すればほぼ二種免許は取れる、と推測できます。
「学科は落ちた」という人はいても、「学校を卒業できなかった」と言う人を、ボクは知りません。この「学科は落ちた」という人が、合格率を下げていて、それが47.4%なんて数字になっていると考えられます。2度目3度目の受験者を含んだ「延べ人員」と注釈がある25,690人の受験者が分母になっているというとです。
以上のことから、合格率47.4%という数字は学科試験の合格率です。実際は(自動車学校を卒業すると)91%以上の合格率になるとこの統計は物語っています。
自動車学校の卒業検定は難しい?
そうなると、「二種免許は難しいのか?」というよりも、「自動車学校の普通二種免許の卒業検定は難しいのか?」ということに行き着きます。
恐らく、タクシー運転手になりたいと思っていて、このサイトにたどり着いた人の多くは、多少なりとも運転に自信がありますよね?自信はないとしても、自動車学校での教習があると分かったら、少し心強くなると思います。
自動車学校を卒業できない人がいるのならば、運がなかった、それぐらいの気持ちで大丈夫だと思います。難しい課題はありません。にもかかわらず、学科の合格率が低いのは、これもタクシー業界の高齢化と関係していて、
- 受験者も中高年が多く
- 学びの機会から遠ざかっている
- 集中して勉強をできない
- 記憶力が自分の思っているより衰えている
- 日ごろ車を乗っているので道路交通法の試験をなめている
ということに違いありません。(学科試験は、引っかけ問題が多く、一度は落ちるような仕組みなのかもしれないと、密かに思っています)
鋭角コースは難しい?
普通一種免許の教習課程と違う内容は、「鋭角コース」と「乗客の乗車、乗降を想定した運転」です。
「鋭角コース」ですが、(私の卒業したユタカ自動車学校豊橋校のGoogleMapで)説明すると、地図左側にある「V」「A」に見えるところが、鋭角コースです。
「V」に見えるのが大型二種、「A」に見えるのが中型二種のコースです。ここを、通過する、だけのことです。それだけのことです。そしてその方法やカンコツは、自動車学校なので、すべて指導員が教えてくれます。
Mapでも分かると思いますが、けっこう広いです。切り返しも3回まで減点なしで行えるので、それほど難しくないはずです。
もう一度言います。自動車学校なのでプロの指導員がキチンと教えてくれます。その通りにやれば出来るはずです。ただ、緊張して、という人もいるようですが…。
心配な方は動画をご覧になってください。


難しくないはずです。
二種免許は難しい?難しくないです。
自動車学校での18時間~25時間の実技教習が難しいかどうかです。卒業検定合格の技術を身に着けてください。それだけの話です。
自動車学校をスムースに卒業することと、事故を起こさないことは別の話です。要するに、「運転がうまくない」と自覚している/自覚できる人のほうが、安全運転をするようにも思います。
タクシー運転手に求められているのは、安全運転です。また優しい運転をできるかです。それは自動車学校の成績や身体能力とは別物です。
そして、お客様が求めているのも安心安全な移動です。
二種免許取得とプロドライバー、これもまた別物です。安全運転は技術より意識です。これもまた、難しくない、そのように25年間無事故無違反の私は考えています。
参考サイト
運転免許統計 令和2年版
第二種運転免許 – Wikipedia
鋭角 (自動車教習) – Wikipedia
普通二種|ユタカ自動車学校(豊橋校)|愛知・東三河・豊橋エリアの全車種免許取得可能な自動車教習所
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