梅雨の津具旅。雨の高原ペンションと、塩の道を彩る地元の味
設楽町津具(つぐ)への旅は、国道153号線の香嵐渓方面から武節町へと抜け、国道257号線・県道80号線(東栄稲武線)、そして面ノ木園地を経由して、その日の宿「ペンション グリーンメッセージ(道の駅 つぐ高原グリーンパーク)」へと向かいました。一泊二日の津具旅、美味しい惣菜や「足助塩」のお話です。
静寂に包まれた雨の高原の夜
梅雨の雨が降る高原はどこも静かで、その夜のペンションの宿泊客は私たち1組だけでした。雨の高原はぐっと気温が下がり、心地よい静寂がさらに体感温度を下げているように感じられます。
予想外の素泊まりと、旅を彩る地元の温かい惣菜
遅めのチェックインだったため食事なしの素泊まりでしたが、途中の武節の街中は定休日の飲食店が多く、夕食の確保に少し苦労しました。結局、道の駅「どんぐりの里いなぶ」の近くにあるドラッグストアと、食料品店「たばこ屋商店」で買い出しをすることに。ペンションの部屋でそれらを広げる、静かな高原の夜となりました。
しかし、この「たばこ屋商店」さんのお惣菜が大変美味しく、お店の方もとても親切で、思いがけず旅の素敵な思い出になりました。
歴史のロマンに思いを馳せる「塩の道」と「たばこ屋」の謎
実はこの地域は、かつて西三河や知多の海岸で採れた塩が足助に集められ、「足助塩」として信州・飯田へと運ばれた「塩の道」のルート(足助〜設楽〜小田木〜黒田〜武節〜信州)にあたります。歴史の記録には、その足助塩の最大規模の問屋として「たばこ屋」の名が登場します。しかし、今回温かく迎えてくれた「たばこ屋商店」さんとの関連は分かっていません。そんな歴史の繋がりを想像すると、旅の味わいがさらに深まります。
雨の津具散策と、貞治の石仏を巡る帰路
翌日は、雨に濡れる茶臼山高原や津具の街中を散策。最後は貞治(さだじ)の石仏を見学して帰路につきました。梅雨の合間に訪れた、風情ある津具の旅でしたとさ……
津具旅ギャラリー








参考文献
「足助塩」川船の路 : 矢作川の川船記録 – 国立国会図書館デジタルコレクション.