札幌タクシー暴行事件で考えたこと
2017年11月14日
密室。
東名夫婦死亡事故の犯人も、札幌タクシー暴行事件の犯人も、車という密室の中で狂暴性が増幅されたのだろう。
車の中だけではなくて、世の中が密室化している。ムラという村落共同体の崩壊はボクたちの生活自体を密室化してしまい、世間の目という抑止力をもなくしてしまった。犯罪が狂暴化し変態化する理由もそれが原因。クレーマーが増えているのもそれが原因。そうしてその恐怖からさらに世間が密室化する。
弱者に対してクレームは言うが、目の前の悪事には目を背けて知らん顔をする。イジメ社会。産業のサービス化がクレーム社会を生む。ちょうど志の輔師匠の「みどりの窓口」のような世界。
そのクレーム社会の中でも先生はえらいのだ。
どうして先生は嫌われるのだろうか。理由はこれまたやっぱり「えらい」からだ。先生はえらい、だから偉そうにするのは当然なのに、それが分からないボクたち運転手がバカなのかもしれないけれど、車内という密室でもいつものように上から目線で高圧的な態度をとり、自分の父親、あるいは祖父という年齢の運転手に対しても「運ちゃん」なんてちゃん呼ばわりして、中には説教もする先生様もいるらしいのだから、そりゃ嫌われる。酔っ払うとこれに体罰も加わりそうになるから更に性質が悪くなる。
タクシー運転手10人に聞いた(久しぶりの微妙なアンケートだね:)タクシー運転手に聞いた嫌いな客は?
時世を反映して、というか、晴れて目出度くダントツで弁護士先生様が一位になりました。
とにかく、先生はえらくて、なんでもありなのだ。
苦労して苦労して弁護士になったのに、この事件で全てが台無し。
弁護士は普段から上から目線で高慢で偉そうな態度を取っている、恥知らずで世間知らずと世間に思われても仕方のない行動。
弁護士全体の品位が疑われる。他の全ての弁護士に謝罪すべきではないでしょうか。