最低賃金と初乗り運賃とタクシー運転手と
2017年10月2日
希望の党・・・
バベルの塔・・・
『実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまったといわれることにちなんで、空想的で実現不可能な計画を比喩的に「バベルの塔」という』
バベルの塔 – Wikipedia
26円の希望
最低賃金が上がった。それで、愛知県は871円になった。これまでの845円から3.1%程度の上昇だ。ボクたちの生活もその3.1%程度良くなるはずだ。つまり、月給20万円の人は6200円程度の昇給になるはずだ。どんな職業の人でも1日8時間の労働に対して6968円が支払われるはずだ。きっと。ブラック企業でない限り・・・。
最賃が上がるたびにボクたちは喜ぶ。実りの秋だ。賃金に対して無関心な労使のかわりに国家はキチンとボクたちに希望を与えてくれる。希望の秋だ。
希望の秋なのだけれど、あいかわらず、スーパーの見切り品に並び、発泡酒を飲む。ワーキングプアなんて言わないけれど、ワークライフバランスなんてすでにアンバランスで崩壊寸前だ。最低の賃金、なのだ。
最賃と運賃と賃金
最賃もだけれど、国家や業界がボクたちの生活のために決めてくれている運賃も、とにかく「賃」と付くものには裏切られ、失望し絶望している。結局は、最賃も運賃も国家のため企業のための欺瞞。「暮らしが良くなったね」「これで老後も安心だね」「やっと普通の生活が出来るよ」なんて声は、聞こえない。
ボクたちに貯えられるものはといえば、脂肪と病気と借金ぐらいなもの。健康的で文化的な生活とはほど遠い。まあ、とにかく実りの秋だ。喜べ。
雨だったので、ちょっとグラフ化してみた。
最賃が改定されようが、運賃が改定されようが、運転手の年収には反映されないようだ。やっぱりね。
データーは統計局のサイトから抜き出しました。
統計局ホームページ
こんばんは。すっかり秋めいてきましたね。月がきれいです。刈谷から自転車で帰ってきました。皆、楽しそうに見えました。最低賃金上がったところで、暮らしは楽になるとは思えません・・・。今度、選挙がありますけど、何にも期待してません。。。くれぐれも、体にだけは気を付けてくださいね。