生活保護者をタクシー業界へ雇用する

タクシー業界は公共交通機関ということで社会貢献や社会的責任を果たしている、ということだけではなくて、雇用創出、高齢者雇用を担っている。いや後者の事実のほうが、その存在価値は大きいのではないかと考えることがある。

60歳を超えた人や、就職困窮者(という表現が適切で適当かはわからないのだけれど)の雇用の受け皿として存在する、要するに雇用のセイフティネットという役目もある。非正規雇用が増加するなか、タクシー業界は常に正規雇用する。というか、道路運送法で短期雇用を禁じているので、雇用の安定は確保される。失業率の数字にもかなり貢献していて、法人タクシーでハローワークに求人を出していない企業はない、と思う。

ということで、いろいろな人がいる。

朝、営業所に行ったら、乗務員と管理職が掴み合いの喧嘩をしてた
原因は、成績があまりにも悪いので、今日の釣り銭を、貸してくれなかったことらしい

すっごいレベルの低い喧嘩!! (‘・ω・)

(・ω・) なよなよの、東京タクシーブログ

「レベルが低い喧嘩」も確かにかなりある。

釣銭がない、ということは、その日の生活にも困る人も多いってことだ。歩合給で「足切」があるという理由も、実はそんな、いろいろな人の性格に理由がある。

生活保護者をタクシー業界へ雇用する、なんて記事をどこかで読んだ。その話は以前からあって、「運転できるならタクシーで働け」という短絡的な話で、なんだか中にいるボクたちにとっては微妙な感じで・・・。その話が、業界の中から出ているから、業界自体が自らの職業を「簡単なもの」みたいに、卑下してしまっているのではないか、と、まあ、その微妙な感じを観察している。

「生活保護の人にも自家用車は必要だと?運転できるならタクシー会社で働け」かあ・・・。 | トヨタ期間従業員に行こう

そして次は生保需要。自動車免許取得年齢の引き下げもあるかもしれないね。内需拡大なくして国家の発展はないのだろうから、賛成したほうが良いかもしれないね。被保護実人員1,827,652人、200万台弱の巨大マーケットの出現ですが…。

なんてもう7年も前から考えていたことなんだが・・・。

それとか
派遣切り、タクシー運転手へ転職

若者の職業訓練、タクシーどうでしょう? | トヨタ期間従業員に行こう

タクシー業界だけではなくて、世の中人手不足で、「女性活躍」とか「高齢者雇用」なんて、その人手不足を「働き方」なんてものに変換して、国家総動員で内需拡大を図ろうとしているのだけれど、どうなんだろうね、業界の中から「運転できるならタクシー乗れ」なんて生活保護の人を無理やり押し込むってのは、業界の必要性を説くためにしては、強引すぎないか、そう思うのだけれど。

というか、まあ、それならばキチンと適性な職業に就けるような職業訓練なんてもののほうが肝要じゃないかと思う。

業界改革して、多角経営すれば、社会の歪が解決されるはずなんだけれど、その話はまたあとで・・・。

蓬莱泉 朧月
おとう飯、ではなくて、おやじ飯。この場合は「おやじめし」
蓬莱泉 朧月

4件のコメント

  • blank

    >テルさんへ

    どうも、おひさしぶりです。
    そうですね。まあ、そこそこ贅沢をしても、まあ、生きていけると思っています。食べ放題とか飲み放題なんて、ちょっとした贅沢ですが・・・。

    確かに、東京での仕事は、儲かるということよりも、一度はやってみたいなあ、なんて思ったりします。

    今のボクは、どちらかというと、田舎でドライバーが夢ですが・・・。

    >岡山55さんへ

    真剣に考えている人たちもいるようで、適正があれば、それはそれで、まあ、吉なのかもと・・・。

    >さといもさんへ

    ボラバイト、なんてのが少し前にありましたよね。

    貧困ビジネスに近接した問題かもなあ、なんて、例えば、タクシー業界の「紹介料」なんてのを悪用する輩も出てきそうで。

    ボクもこの業界でそろそろ10年、住めば都で、まあ、このままゴールかなあ、なんて思っています。

  • blank

    こんばんは。

    昔からありがちな人手不足の業界に無理矢理押し込めば失業者を減らす事ができ人手不足も解消されるといった理論の延長戦でしょうがそれがうまくいくなら人手不足の業界などないはずなのにそこは変わっていないという事はその考えは成り立たないとみていいかと思います。

    それに生活保護を受けている方だと基本運転は不可なのでそういった意味で適正があるかも疑問だったりします、差別するわけではないが。
    いくら人手不足だからといって誰でも採用というのは正しいと思えません。

    なお法律で生活保護受給者は自動車の所有や運転が例外なく禁止されている事はありません。特段の事情があれば所有が認められる事はあるし業務での運転であれば基本問題ないはず。
    受給してたら一切仕事したら駄目などと同様こういった点の正しい方針を使えていくのも大事ではないかと思います。

    受給者に職業訓練やボランティアなどの義務を課そうといった動きは一部にありますが必ずしも否定はしない、ただ制度を悪用して事実上の無償労働につながるおそれはあり得ます。

  • blank

    >生活保護者をタクシー業界へ雇用する、

    ふざけた意見ですから、真に受けないほうが吉。

  • blank

    田原笠山さん、こんばんは。6月ももうすぐ下旬へと入りますね。梅雨もあと3〜4週間くらいで明けるかと思いますので暑さにお気をつけて運転に励んで下さいませ。

    タクシー業界が常に正規雇用というのは確かに雇用のセーフティネットとしての役割を担っているかと思います。やはり働くなら、非正規なんかよりも正規の方がいいと思います。今のご時世、贅沢をしなければ本当にそれなりに生きていけるなあと最近思います。

    最近(・ω・) なよなよさんのブログも拝見してコメントをさせて頂いております。私は最近、転職する時は東京でタクシーの運転手をやってみようかなあと思ったりしています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA