NON STYLE 井上さんの交通事故で考えたこと

右折専用レーンから追い越すという行為は悪質だとしても、相手がタクシーであることから、井上さんが右折レーンに入るまでの両者の動向によっては、ずいぶんと違った過失割合になると思う。

交差点直前でタクシーがウインカーを出して停まろうとしていた、とか、低速で流していた、とか、その行為を何度か井上さんの前で繰り返していた、なんてことも考えられる。その状況で、追突しそうになったので右折レーンに入ってそれを回避した直後の事故、なんてこともあり得る。

仮にそうだとしても、車間距離を充分に取らなかったことが原因になるし、違法行為には違いないのだけれど・・・。

ASKAさんが覚醒剤取締法で逮捕された件では、あれほど簡単にドライブレコーダーの映像を提出したのに、今回は隠匿しているように感じる。運転手を、あるいは、井上さんを庇ってのことなのか、なんらかの隠さなければいけない事情があるのだろう。

というか、そもそもマスコミ用にドライブレコーダーを装着しているわけではないので、提出とか流出なんてことがあってはならないものなのだ。

タクシーのドライブレコーダーの映像が簡単に流出してしまうこと自体が、タクシー業界の軽さを物語っているようで、その人権無視という行為による世間の評価が「もしかして質の悪い運転士だったんじゃないの」とか「ノンスタの井上さんをからかっていたんじゃないの」とかいう、タクシー悪しという噂を生む原因になっている。

あい変らずの雲助、駕籠かきの血筋で、その哀しき呪いは八つ墓村のごとく解けないでいる。安全安心なんて言うのは簡単だけれど、だれもそんなことは信じられるわけがなく、いくらタクシー王子がその呪いを解こうとしても、滑稽噺のネタほどの重さでしかない。

ボクたち個人のレベルで、タクシー業界の社会的重要性とかタクシー運転手の社会的必要性なんてものを、清く正しく美しい行動をもって、世間にアピールしなければならないし、その呪いを解かなければ、地位改善なんてものを世間に説いたところで、これまた滑稽噺のネタほどの重さしかないと思う。

業界の中にいるボクでさえ「井上さんのほうがかわいそうかも」なんて考えているんだから、どんだけタクシー業界ってダメなんだよ、なんて思うと、頭が痛くなってくるんだけれど・・・。

雪椿 ひやおろし
雪椿 ひやおろし 旬熟一番あがり

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