音羽橋の秋葉社 – 信仰心篤き地
2025年10月9日
音羽橋の秋葉社は、蒲郡市形原町下河原の袋川にかかる橋の北詰に鎮座しています。石の台座に祠が祀られていて、石灯籠、狛犬、手手水と揃っています。2018年までは木造の社だったようです。その後現在の石祠になりました。
この社の由緒、それどころか、祭神も不明です。ただ、Googleマップ上に「秋葉神社」と登録があります。そのクチコミに「祠の土台から、『秋葉山』の常夜灯があったものだと思われます。」というのがあります。1
なるほど、言われてみれば秋葉山常夜灯の台座です。そして「常夜灯がなくなり、祠だけが残った」という推定は同意できます。ちなみに、十能や勝川の常夜灯は基壇が亀甲積みでその上に壁があり祠が祀られています。
昭和40年代(1965-1974)に写された「三河信用組合の屋上から撮影したもの」という写真があります。それに「わずかに音羽橋が見え」ます。通りには、手前から「富士自転車」「HONDA」が見えます。ただ、秋葉山の常夜灯が判明できません。
秋葉社の灯籠には「昭和二十六年九月」が刻まれています。


