udタクシーの乗車運動 乗車拒否件数の減少?

2024全国一斉行動!UDタクシー乗車運動のアンケート集計結果が出ていました。結果について、(少しだけ)考えてみます。

その前に、この運動に対して賛否があります。わしは、乗車拒否がなくなればこういった運動もなくなるだろう、と考えています。まあ、乗車拒否をしていない乗務員にとっては迷惑でもあるのかなあ…。

乗車拒否件数の減少

と言っても、2019年が27%、2023年が35%、今年が31%の乗車拒否件数がありました。

しかし、東京では、21%、17%、8%と減少し、件数としては3件(37件中)でした。逆に、東京以外では、29%、41%、44%と増加しています。

次のような理由があるのではないでしょうか?

  1. 東京のコロナ禍後の大量採用で新人が増えた
  2. 運動が事前に周知されていた(アンケートでは「知っていた」14%、「未回答」46%でした。が、未回答の多くは知っていたのかも)

じゃあ、地方の乗車拒否数の増加は?というと

  1. UD車両が増えた

でしょうか?初期の頃は「UD車両」という「新車」での乗務は、班長はベテランに限られていました。それが、UD車両の導入率が高くなると、誰でもUDになっていきます。その結果、品質が劣化する、そんな理由だろうと…。それでももう少しで「半数が乗車拒否」となるところでした。

udタクシーの乗車運動
「全国一斉行動!UDタクシー乗車運動」のアンケート結果がまとまりました! | DPI 日本会議

要望

要望として次の7件をあげています。

  1. 乗車拒否の徹底
  2. 運転手の研修
  3. 全国でUDタクシーを指定した配車
  4. 車いす乗車を妨げる備品を設置しない
  5. UDタクシーのステッカーを貼っていない車両
  6. 悪質な事業者へ改善の働きかけをお願いします
  7. 新たな車両の開発

ただ、JPN Taxiの導入率が低いこともあって、配車できないケースもあります。特に地方では、車両コストを抑えるために導入を控えている事業者もあります。地方のタクシー事業者の倒産も多くなっています。

それも含めて、タクシー業界の課題ではありますが…。

ということで、今年のudタクシーの乗車運動は、東京のタクシーはすごいのだ、という感想です。あと、アンケートに「未回答」が多いようですが、答えてやれよ、という感想も…。

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