オレ型ライドシェアの登場
日本型ライドシェアの登場とともに、白タクの進化系オレ型ライドシェアも登場した混沌としたタクシー業界です。ややこしいね。
オレ型ライドシェアとは
オレ型ライドシェアとは、自家用車をライドシェア車両に偽装して違法な白タク行為をする人たちのことです。ライドシェアの始まりは、良い白タクと悪い白タクという双子を生み出した、ということです。これまでは白タクは全て悪かったのですから…。
- タクシー
- ライドシェア(タクシー車両)
- ライドシェア(良い白タク)
- 白タク(悪い白タク)
- 一般車両
このように、複数の車両が公道を走行しています。どうする?GOする?なんて言っている場合ではないんですよ、会長。
新規参入?
例えば、配車アプリで注文した利用者の前に白タクが停車します。利用者は疑問に思いながらも乗車します。そして運転手が「ちょっと、来るはずの車両にトラブルがあって」と誤魔化しながら、「どちらまでですか」とナビを入れ「いくらでした」と料金を設定する。支払いは、現金がなければPayPay系で…。
このような「すくう」という行為はタクシーでもあったんです。それに、利用者も早く来たタクシーに乗っていました。これに白タク、自家用車が新規参入した、ということです。
タクシー車両が派手な理由
こうした紛らわしさをなくすために、タクシーは100年かけて進化しました。例えば、名札です。名前、会社名、有効期限、そして顔写真付き(でした)。そのほかにも、行灯やスーパーサイン(空車や実車の表示)が付いていることも同じ理由です。つまり、分かりやすさです。
ところが、ライドシェアという分かりにくい良い白タクが登場し、悪い白タクがわかりにくくなりました。というか、オレ型ライドシェアの登場する隙間を与えたということです。
解禁への一歩
どうする?という問題になりますが、摘発ですか?利用者への啓発ですか?その利用者の中にも推進派がいて、タクシー大嫌い派な人もいます。検問したところで、利用者が「あ、友達です」で終わり。日本人は優しいしなあ。それに推進派だしタクシー嫌いだし…。
歴史の長い白タク業界…。つまり、どうしようもないのです。となると、手っ取り早いのは(河野太郎氏の大好きな「アジャイル(Agile)」ですね)、全面解禁です。
良い白タク、悪い白タク、ではなく、全ての白タクは良い、とすれば…。この際、オレ型ライドシェアと銘打って…。小さく産んで大きく育ちましたとさ。
「違法なライドシェアに反対」で「オレ型ライドシェア」には賛成なんですよね…。