タクシー事業者燃油価格高騰対策支援金
愛知県による「タクシー事業者燃油価格高騰対策支援金」の申請受付の締切日が近づいています。
燃油価格の高騰の影響を受けながらも、県民生活や経済活動を支える重要なインフラとして運行を継続しているタクシー事業者を対象に、燃料費上昇分に相当する額を支援金として交付します。
タクシー事業者燃油価格高騰対策支援金
対象事業者
県内のタクシー事業者(個人タクシー事業者を含む)
対象車両
2022年4月1日時点で愛知運輸支局に届出がされているタクシー車両(ただし、申請日時点で「新型コロナウイルスによる急激な需要低下に伴う休車の特例措置について」(令和2年3月31日付け国土交通省自動車局旅客課長事務連絡)による休車中の車両は除く。)
支援金額
車両1台あたり27,000円
申請受付期間
2022年7月15日(金曜日)から2022年8月31日(水曜日) ※当日消印有効
危機的な状況のタクシー業界
今年1月27日から継続して、国による「タクシー事業に対する燃料価格激変緩和対策事業」による燃料代の補助金も支給されています。現在第3期目の申請を受け付けているところです。
この「燃油価格高騰対策支援金」は今回が2回目です。前回は1台あたり26,000円の支援金を受給しています。しかし、経営が厳しいのは燃料価格高騰だけが原因ではありません。この、長引くコロナ禍での退職、陽性者の欠勤など相次いでいます。そうして、運転手不足からの営業収入の伸び悩みが回復を遅らせています。
現下の情勢では、地方の中小零細事業者の経営は厳しいものがあります。さらに、倒産の危機にあることは変わりません。
ただ、運転手はというと、運転手不足からの供給不足を受けて、営業収入はコロナ前の営業収入に近づいています。
豊橋市内は、キングタクシーの廃業もあって、1割以上の減車状態になっています。運転手は忙しいのに、会社は儲からない、そんな状況の中、利用者にも迷惑がかかっている状況です。
図:募集要項の「欠格事由」第3条